旅に出よう台湾中国語講座

沖縄県宜野湾市と那覇市で開催している中国語レッスンのブログです

有話跟你說--後ろから修飾するのはどんな時?

後ろから修飾ってどういうこと?

 

今日のレギュラーコースのレッスンで、こんな文がありました。

 

我回國以後,想找個有機會說中文的工作。

 

私は帰国した後に、中国語を話す機会のある仕事を探したいです。

 

有機會說中文の部分がわかりにくいですね。

 

「說中文」がそのまえにある「機會」を修飾しています。

つまり「後ろから前に」修飾しています。

 

中国語は基本的には日本語と同様に「前から後ろに」修飾するタイプの言語なので、上の文は中国語の修飾構造のルールからすると例外にあたります。

 

では、どのようなときにこの例外が起こるのかを覚えておくと実際に使いやすいでしょう。

 

有が目印です。

 

有+名詞+修飾語句

 

有のあとにくる名詞を修飾する場合はその後ろから修飾します。

 

 

例えば、

 

我有話要跟你說  あなたに話したいことがあるんだ。

 

我今天沒有時間去買東西  今日は買い物に行く時間がない。

 

こんな感じで結構よく出てきますので、「有」を目印に意味を理解してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅行会話10回講座 第2回

10回で台湾に個人旅行に行けるようになる、旅行会話講座、今日は第2回です。

 

受講している皆様のほとんどは初めて中国語に触れます。あまり急いで詰め込んでも消化しきれないので、ゆっくりゆっくり進めています。

 

前回の復習と苦手ポイントの解消にも時間をかけています。

 

ある方から「声調の第2声と第3声がうまくできない!」というご質問をいただきました。

 

第2声のポイントはふたつ。

 

その1.

「ピッチ(声の高さ)を上げる」という感覚がつかみにくい方は、心持ち短めに、早く発声するようにしてみてください。そうすることで急激に上がる感覚がつかめるのではないかと思います。クイッ⤴っと鋭く上げる感じです。

 

もう一点は、始まりを、普段の声より低くしてみてください。いつもの声のトーンで始めるとうまく上がりきらないことがあります。

 

低く構えて…短くクイッと上げます。

 

 

第3声で意識するのは1点だけ

とにかく低く、低く。普段の声より低いところから始めて、さらに下げる、という意識でいてください。

 

教科書には普通「一旦下げたあとに軽く上げる」ようなことを書いていますが、上げるところに意識が行くと、第2声との区別がつきにくくなるので、初めは下げることだけに意識を集中してください。

 

 

声調練習おすすめアプリ

 

声調の練習用ツールとしていつもおすすめしているのが、下のNHK語学の「声調確認くん」と単語集キクタンの無料音声ダウンロードです。

 

声調確認くんは自分の発音を録音して声調の上がり下がりがどのような曲線を描いているのか見えるようにしてくれるアプリです。

 

ginowanchugokugo.hateblo.jp

 

 

キクタンは学習者用の基本単語集で、同書を出版しているアルクのアプリから音声を無料でダウンロードできます。

 

ginowanchugokugo.hateblo.jp

 

 

 

 

余談雑談

午前のレッスンではある方が「英語でピーチ航空(Peach Aviation)って言ってもなかなか通じなくて困った」とおっしゃっていますた。

 

日本のピーチ航空は台湾では樂桃航空(lè táo háng kōng ロータオハンコン)なので、英語や日本語での名称とずいぶん違いますね。

 

ほかに、台湾や日本の主な航空会社は

中華航空 zhōng huá háng kōng 

長栄航空 cháng róng háng kōng 

日本航空 rì běn háng kōng 

全日空 quán rì kōng

 

などがありますね。China Airline (中華航空)は台湾、Air China (中国国際航空) は中国の航空会社ですよ。ややこしい…

 

 

 

ペライチまとめLesson 13

Lesson 13 まとめ

 

1. 一 A, 就B       P. 277

AするとすぐにBする。

下課,回來。

私は授業が終わるとすぐに帰ってくる。

 

2.動詞につく(動詞の直後にくる)「了」P. 278

 

完了を表す。

 

次の2文のうち、一つ目は「了」が完了(すでに~した)を表す。二つ目は「要」が未完了を表す。

 

我買三張車票。私は切符を三枚買った。

買三張車票。私は切符を三枚買おうとしている、買わなければならない、買いたい。

 

補足:要は「必然的にそれが起こるはずだ!」という前のめりな気持ち。「次の試合には絶対勝ちたい→勝たなければならない→勝つはずだ、勝つことになっているんだ!」みたいな感じ。」

 

「動詞+了」の否定は「没+動詞」。「不」は使わない

 

3. P. 281 不と没の違いをやる前に、おさらい

 

「不」は今と未来の否定、「了」は過去の否定

 

詳細はレッスンにて。


4.「多,少」は動詞の前に置く

我最近沒錢了,應該少買東西。最近お金ないから買い物控えないとね。


5. 確認の「是不是」

「~ですか」と尋ねているのではない。

「(たぶんそうだと思うけど)~なんでしょう?」

是不是在家等我? 家で私のこと待ってたんでしょう? 

この「是不是」は、主語の後に置きましょう。


6. 跟~一樣 ~と同じだ。

這支手機那支手機一樣。この携帯とその携帯は同じだ。

 

TOCFL対策:まずはオフィシャルサイトの無料オンライン模擬試験をやってみましょう

先日、木曜日のレギュラーコースの受講生さんが、「2月23日に行われるTOCFL(華語文能力測驗)を受験する」と高らかに宣言されました!

 

TOCFLは台湾の教育部が管轄する中国語の試験です。

 

回によっては沖縄に試験会場がない場合もあるのですが、ちょうど来年2月の回は沖縄でも受験できます。

 

 

ほかの中国語の検定試験とは違って、TOCFL用の試験対策本を日本の書店で見かけることはまずありません。(少なくとも沖縄では)

 

幸いなことに、このTOCFLを主宰する國家華語測驗推動委員會のウェブサイトにあるTOCLF対策用の資料が無料で使えます。

 

www.sc-top.org.tw

 

 

このうち、

オンライン模擬試験

過去の問題3回分(リスニングも含みます)

試験に準拠した単語集

 

この3点は特におすすめです。

 

 

 

とりあえず手始めにオンライン模試からやってみるとよいかと思います。

 

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旅行会話10回講座 第1回

台湾旅行用中国語10回講座、本日開講しました。

 

今日から始めて2月のランタンフェスティバル(今年は台中ですね)のころに修了となります。

 

雨の中午前2名、午後3名の方にご参加いただきました。

 

旅行のご予定がある方、親子で参加される方、独学でうまくいかなかった方など様々な経緯を経て私のレッスンにたどり着いていただきました。ご縁あって私の講座にいらした皆様にはぜひ中国語で会話をする楽しさを経験していただけるよう、しっかりとお付き合いさせていただきたいと考えています。

 

 

今日は初回ということで発音のポイントと毎日使えるフレーズを5つご紹介しました。

 

 

 

例えば、ニューヨークでタクシーに乗ってドライバーに頑張って英語で話してみても、「それがどうした」といったところでしょうが、台北でタクシーに乗ってカタコトでも運將(ウンチャン・ドライバー)に中国語で話してみてください、「へー凄いねー!」となりますよ。

 

 意思を伝えたいだけなら、グーグル翻訳で事足ります。でも、ちょっと話せるだけで言葉が通じる楽しさが、台北でも北京でも、シンガポールでもクアラルンプールでも味わえます。

 

1月からはこれよりさらに短い4回完結の講座を那覇新都心で開催する予定です。詳細また後日お伝えします。

 

ペライチまとめLesson12

木曜レギュラーコース受講者向けの事前配布資料です。

 

同レッスンでは台湾の大学の語学クラスなどで使用されている『當代中文課程』の第1冊を進めています。

 

 

TOCFL受ける方はこちらもどうぞ。無料オンライン模試のご紹介です。

 ginowanchugokugo.hateblo.jp

 

 

 

 

Lesson12 まとめ

 

1.先AAA, 再BBB。

まずAAAして、それからBBBする

弟弟打算先去旅行再找工作。

dì dì dǎ suàn xiān qù lǚ xíng zài zhǎo gōng zuò

弟はまず旅行に行って、それから仕事を探すつもりだ。

 

2. 是~~~ 的。

文の一部が話題の中心だということを伝えるために是~~~ 的で挟み込むことがあります。これが使えるのは過去の文だけです。

他是昨天晚上到臺灣的。 

tā shì zuó tiān wǎn shàng dào tái wān de

彼は昨日の夜台湾に着いたのだ。

 

この構文結構大事です。レッスンでしっかり扱いますね。

 

3. 「以後」の使い方。

1.単独で「今後は」 

我們以後都得上班。

wǒ men yǐ hòu dōu děi shàng bān

わたしたちはみんなこの後仕事に行かないといけない。

 

2.「~~以後」で「~~したあとで」

回國以後,我要找個有機會說漢語的工作。

huí guó yǐ hòu wǒ yào zhǎo gè yǒu jī huì shuō hàn yǔ de gōng zuò

帰国した後、私は中国語を使う機会のある仕事を探します。

 

4. 好/難の使いかた

 「好」はこれまでに習った 「好吃、 好喝、 好看」などの使い方のほかに、「~しやすい」の意味で用いられることもあります。



好學 hǎo xué

「学びやすい

(やさしい)」

 

好寫 hǎo xiě

「書きやすい」

 好做 hǎo zuò

「やりやすい」

 好找 hǎo zhǎo

「探しやすい」

好の反対は難です。

 

 

台湾中国語旅行講座 開講決定!

しばらく更新できないでいますが、台湾中国語レッスンゆっくりと活動しています。

 

毎週木曜のレギュラーコースはようやくテキスト12課までたどり着き、1冊目のゴールが見えてきました。

 

 テキストを進めることも大切ですが、着実に積み重ねること、継続のモティベーションを保つことが何よりも重要だと考えています。

 

 そんなわけで、最近は(皆さんもう結構発音はできているんですが)あえてピンインの書き取りに力を入れてみたり、雑談になればそれに関連する内容を紹介したり、とにかく受講する皆さんが、その時一番知りたいことに対する回答を提示するような集まりにしたいと思っています。

 

単語といえば、学習管理アプリquizletを使った単語合わせゲームがちょっと効果を発揮し始めています。

 

 

 

よーいドンで12枚の中国語と日本語のカードを合わせるだけの単純なゲームなんですが、クラス内でタイムを競い合うことができ、中には5秒台でこれをこなすつわものも現れました。

 

ある方は2月のTOCFL華語言能力測驗を受験すると宣言されました。またある方はお仕事の関係で中国語検定に意欲を見せます。なんとなく楽しくて始めた中国語が自分の財産になってきています。素敵ですね。

 

今週水曜からは新たに水曜平日の旅行会話レッスンも始まります。

平日の昼間に人が集まるのか心配しましたが、何とか午前の部、午後の部とも開講の運びとなりました。

 

第1回は

1. 中国語らしく聞こえる3つのコツ

2. 毎日使う5つのフレーズ

3. 空港からホテルまでのシミュレーション

 

の3点を90分でお伝えしようと考えています。

 

受講後アンケートの返礼と12月講座内容の一部として受講生にお配りする『台湾旅の手帖』鋭意製作中です。

台湾旅行中に使えそうなフレーズ、場面別単語集、主な地名などコンパクトにまとめます。