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TOCFL対策:Band B 進階・高階級 あと1か月でできること ーリスニング編

2月23日のTOCFLテストに向けて、試験対策の要点などをまとめています。私のクラスではないのですが、今度Band Bを受験されるという方がいたので、ざっと対策などをまとめてみました。もう少し細かい問題分析などはまた後日にします。

 

Band A 入門基礎級の対策については、こちらをご覧ください。

 

ginowanchugokugo.hateblo.jp

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試験対策は何をすればいいか。結論を先にいうと、模擬問題をやりこむ事です。

 

TOCFLはBand Bのような中級レベルであってもリスニング問題のスピードは自然な発話と同じレベル、ほぼ手加減なしです。実際の問題と同じ形式の問題、スピード、声質などに慣れておくことが何よりも重要です。

 

問題の形式

全50問中、最初の30問が二人の会話の聞き取り、残りの20問は公共のアナウンスやニュース原稿などの一人語りです。

 

 

どちらもBand Aと比べるとぐっと本格的になってきます。

 

会話の長さは後になるほど長くなります。

 

最初の10問くらいは10秒程度とあっけないほど短いのですが、最後の2問は1分超になります。

 

長い問題では、対話に先立って設問が一度読まれるので、ここで会話のだいたいの内容をつかんでおくといいでしょう。

 

1つの対話に対する設問数は最初は1つ、後半には2~3になります。

 

 

1人語りの部分では20秒程度から最長1分半ほどの聞き取りが課されます。内容は、乗り物の遅延アナウンス、ニュース原稿、プレゼン発表、天気予報など多岐にわたりますが、効果音や背景のガヤガヤした音などは無く、はっきりと朗読される点は救いです。スピードは速いものの音声は明瞭です。



対策:模擬問題の効果的な使い方

 

オフィシャルサイトに本番形式の模擬問題が3回分あります。問題、音声に加えて、音声のスクリプト(読み上げ原稿)がありますので、これを是非活用してください。



1回分の模擬試験を繰り返しやって、問題の形式やアナウンスのスピード、声質になれるのが重要です。


1回目 普通に解く。予行練習のつもりで。

2回目 スクリプトを見ながら解く。正解のキーになる表現を意識する。

3回目 ディクテーション(書き起こし)しながら解く。知らない単語はどれか確認する。

 

さらに、シャドーイングしながら4回目、5回目もおこなえるとなおよい。

 

全部で3回分の模試がありますが、もし、時間がないならば、それぞれを1回ずつ解くのではなく、1問を3回やり直した方が力がつきます。

 

 

並行して単語のおさらいとして、オフィシャルサイトの級別単語集『華語八千詞』をできるだけチェックするようにするとよいと思います。エクセル形式でダウンロードできるので、quizletなどの単語アプリに入れて暇さえあれば眺めているのがいいと思います。