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TOCFL対策:入門基礎級のリスニング問題第3部

2月23日に行われる台湾華語の資格試験TOCFL華語言能力測驗に向けて、特に入門基礎級の出題内容や準備について考えてみたいと思います。今回はリスニング問題の第3部です。

 

過去の関連記事はこちらです

 

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問題形式:第2部と似ているが会話が少し長い

 

第3部は問題の形式自体は第2部と似ています。(第2部についてはこちらを参照ください。)


対話を聞いた後、対話の内容について中国語で質問があります。問題用紙の3つのイラストの中からふさわしいものを選択します。

 

例えばこんな問題です。

 

A: 這件褲子有大一點兒的嗎? 

B :黑色40號,好嗎? 

A :好,我可以試試嗎? 

B :可以,請到這裡來。 

 

問題:請問他們現在在哪裡?

 

これに対して、洋服売り場のイラストを正解として選択します。

 

第2部では会話はA→Bの1往復でしたが、この第3部ではABABの2往復になります。また。それぞれの発話が長めで、2文以上になることもあります。

 

対策:ディクテーションが有効です

第3部は、会話の内容が少しながくなるので、全体の流れを把握することに頭が行くと思いますが、実際の設問を見ると、「どこにありますか?何時の列車ですか?午前、午後のどちらですか」といったように具体的な設問が多いようなので、数字、時間、場所などをしっかり聞き逃さないようにすることが重要です。

 

「なんとなく聞けたのに正解がえられない」というようにならないためには、ディクテーションがおすすめです。ディクテーションとは聞こえたものを忠実に書き起こす練習です。

 

1. まず、漢字で書き取ってみる。

2. 漢字が思い浮かばなかったところはピンインで書き取る

3. リスニングのスクリプト(台本)をみて確認する。

 

TOCFLのオフィシャルサイトから本番と同じ形式の3回分の模擬試験があり、リスニング問題のスクリプトも見られます。

 

 

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第3部のディクテーションが難しいようであれば、第2部から初めてみても良いかと思います。

 

第3部は問題数は5問と少な目ですが、次の進階級への足掛かりとなるような問題です。ここと次の第4部で正解できるようになると聞き取りが上達した証拠だといえます。